PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)の選び方

PLC

電源
これはPLCの選択肢をしぼる一番簡単な方法の1つです。電圧-供給のフィルタ項目にダッシュが付いているPLCは、関連製品セクションの各PLCの製品詳細ページに見られる電源モジュールを別途購入する必要があることを示します。これは、PLCに電力を供給する電圧であり、必ずしも制御している他のデバイスやPLCの出力と同じ電圧ではありません。

オペレータ・インターフェース
PLCは、プログラミングに基づいて何をすべきかを決定できるように、情報を供給する何らかの入力を必要とします。これは、単純な押しボタン、ポテンショメータ、セレクタースイッチなどを持つ入力手段を使用して行うことができます。あるいは、特定の通信プロトコルを必要とするタッチスクリーンHMI (Human Machine Interface) のような、より高度なデバイスを使用できます。これをすでに構築されたマシンにインストールする場合、現在使用しているI/Oとプロトコルの種類を確認し、それらを搭載する必要があります。

通信プロトコル
今日、市場で使用されている通信プロトコルにはいろいろなものがたくさんあり、常に追加され改善されています。以下は、弊社のシステムにリストされているいくつかのプロトコルへのリンクで、それらについて簡単に説明しています。

PLC通信プロトコル
多くの異なる通信プロトコルが存在し、これは弊社のPLCで一般的に使用されているもののほんの一部にすぎません。以下の表は、それらの主な違いのいくつかを取り上げ、それぞれの簡単な説明をしています。

I/O (inputs and Outputs)
入力と出力について、スイッチや単純なセンサーなど、単一の接続ポイントのみを必要とする他のデバイスについて話します。これは、通信プロトコルを必要とする複雑なデバイスへの接続とは異なります。

入力はデジタルでもアナログでもかまいません。デジタル入力は、ラインの端部に達したことを示すスタートスイッチやリミットスイッチのような代表的なスイッチです。アナログ入力には、温度や距離などの測定値を扱うさまざまな信号があります。アナログ入力の精度は、PLCのADCによって異なります。 PLCまたはデバイスの損傷を防ぐために、デバイスの出力がPLC入力仕様内にあることを確認してください。

出力は、デバイスの制御に使用されるか、または他のコントローラへの信号の送信に使用されます。それぞれに特定の状況で利点があります。以下は、各タイプの簡単な説明です。

出力のタイプ

半導体
通常、出力はPNPまたはNPNトランジスタです。これは、PLCが電力をソースするかシンクするかを決めるため注意することが重要です。これらはリレー出力よりも速くスイッチングできますが、電流能力が低く、特定の電圧に制限されています。

リレー
各出力は複数の接点を使用し、ノーマリー・オープン (NO) またはノーマリー・クローズ (NC) のラベルが付いています。たいていの場合、接点は1対1になりますが、複数の出力を持つ共通接点の場合もあります。接点はPLCと絶縁されているので、異なる電圧やより高い電流で動作するデバイスを制御できます。

PWM/パルス
PWM (パルス幅変調)出力はパルス幅を変化することができ、モータなどの特定のデバイスを制御するために使用できます。厳密な周波数とパルス幅はプログラムで決定されます。この出力に平滑コンデンサを追加すると、アナログ出力タイプほど正確ではないかもしれませんが、アナログ電圧出力として供給できます。パルスとPWMは似ていますが、違いはデューティサイクルと波形の形状にあります。PWMは方形波で、デューティサイクルが調整可能ですが、パルス出力はデューティサイクルは固定で、波形は台形かS字カーブのどちらかです。

デジタル
デジタル出力はアクティブのとき定電圧を提供します。電圧はPLCに依存しており、通常は変更できません。電流能力はそれほど高くなく、通常、インジケータライトあるいはより大きいデバイスを制御しているリレーに送られます。

アナログ
これらの出力は、データシートに記載された範囲の電圧または電流のどちらかであり、通常は 1 - 5V, 0 - 10V, 0 - 20 mA, 又は 4 - 20 mAです。これらの出力のほとんどはデバイスを直接制御するように設計されていませんが、解釈のために別のコントローラに信号を送るために使用されます。

プログラミング
考慮すべきもう1つの項目は、PLCをどのようにプログラムするかです。ほとんどのPLCには、コンピュータに接続してプログラムするための特定のソフトウェアが必要です。ソフトウェアを見ると、より精通している場合や特定の言語が必要な場合に、どの言語を使用できるかが分かります。また、特定のタスクをずっと簡単にすることができるソフトの能力が分かります。価格は、もう1つの注目すべき点であり、無料、1回購入、またはサブスクリプション方式のいずれかです。








オリジナル・ソース(英語)