ファンシステムの風量測定

ACDC ファンシステムを設計する際には、ファンが実際にどのくらいの風量を発生させているかを知ることが重要な場合があります。

風量の測定は、多くの場合、「CFM」(毎分立方フィート)と呼ばれる単位を使用します。CFMは、ファンが1分間で動かす一定の空気の体積を示しています。このパラメータは、暖房、換気、空調システムの総容量を記述するためによく使用されます。

  • アプリケーションのCFMを見積もる簡単な計算式をご紹介します。
    CFM = アプリケーションの内部容積(長さ x 幅 x 高さ、立方フィート)/ 60分

特定のファンの CFM の仕様を使用してファンシステムを設計すると、1分間に何回空気が完全に循環するか、すなわち1分間に何回「入れ替わる」かを推定することができます。

冷却の用途によって必要な空気の循環レベルは異なりますので、ご注意ください。例えば、発熱機器の多い狭いサーバールームでは、1分間に10回の空気の入れ替えが必要な場合があります。しかし、浴室では、1分間に1回空気を入れ替える程度の「空気を動かし続けること」だけで済む場合もあります。




オリジナル・ソース(英語)