以下は、すばらしいスタイルを維持しながらESD（静電気放電）から電子部品を守るのに着用できる製品です。
Digi-keyの静電気対策服および静電気対策接地コード、ストラップ
ヒールストラップ – 靴のストラップとも呼ばれ、靴に挿入する導電性のリボンが付いた、靴に装着するストラップです。ストラップは足/靴下と靴の間の湿気により機能します。そのため、テストは人によって異なり、環境に依存します。これらのヒールストラップを着用する場合は、時間の経過とともにストラップに劣化が生じる可能性があるため、ストラップが適切に機能していることを確認するためのテスタも必要です。これらのストラップはあなたの体を接地するので、ESDはコンポーネントへではなく接地のほうにより通りやすい経路を持ちます。ヒールストラップは、人が立っているときに使用することを目的としており、人が座っていると機能しません。
ヒールストラップの配置：各靴にヒールストラップを取り付けます。靴の中に発生する湿気でよい接触ができるように、靴または靴下の中に長いリボンストリップを確実に押し込んでください。足に接触するストリップは、皮膚に直接接触しなくても正しく機能します。
注：ヒールストラップにはさまざまな種類があり、ほとんどの部品は同じように機能するので、最も一般的なものが示されています。また、ヒールストラップを必要としない特別なESDシューズもあります。
ヒールストラップテストについて：合格（緑）の場合、ヒールストラップからプレートまでの人間の抵抗は35MΩ未満であることを意味します。抵抗値が高い不合格（赤）は、高い抵抗があることを意味し、どちらかのヒールストラップが不合格を示している場合は、ストラップを再配置し、靴の内部の湿気によって成立する接触を確実にして、再テストします。目標はもちろん、抵抗が最小の経路を形成することです。それでも不合格の場合は、ヒールストラップを交換して再テストする必要があります。
もう1つの指標は、ヒールストラップのテスト結果が抵抗値が低い（黄色）かどうかです。これは、人の抵抗が低いという不合格を示しています。これは、人の接地抵抗が750kΩ未満であることを意味します。これはESDの問題とは見なされませんが、安全性の問題であり、通電された電気システムで作業するとき、この点に注意する必要があります。ヒールストラップは通常、各ヒールストラップに1MΩの抵抗があるため、テスタに2本足で立った状態では、地面に対して500kΩの抵抗となります。ほとんどの人の皮膚抵抗は1MΩを超えているため、トータル抵抗は履物テストの750kΩ低抵抗設定値を上回っています。
リストストラップ – 手首に装着するこれらのストラップは、テーブルモニタまたはリストストラップモニタに接続します。接地コネクタは、同じテーブルアースに接続されるか、独自の接地センサを備えています。これらは、着席してコンポーネントに触れるときに使用するものです。
テストするにはリストストラップコネクタをリストストラップテスタに挿入します。テスタのハンドコンタクトプレートに触れて、結果を観ます。リストストラップアセンブリと人の抵抗が35MΩ未満（3500万オーム未満）の場合、リストストラップテスタは緑色ライトで「良好」を示すように設定されています。赤色ライトでリストストラップが不合格を示した場合は、リストストラップの接続端をテスタにパチンと接続して、テストボタンを押し、接地コードの導通を確認します。接地コードの終端を「くねくね」動かして、断続的な導通の兆候がないか確認します。何らかの断続性が見られる場合は、接地コードを交換してください。接地コードのテストに問題がない場合は、バンドを新しいものと交換し、システムの再テストをします。
一部のシステムでは、テーブルとリストストラップを組み合わせて、両方を同時に監視します。下記において、左側にリストストラップモニタ、右側にテーブルモニタを示します。
ESDジャケット – ESDジャケットまたはスモックは、作業者の身体/布とその近くのコンポーネントとの間のESD安全バリアです。これらのスモックには導電性の糸が縫い付けられており、ヒールストラップでESDをアースします。これらは通常の設定では要件とは見なされませんが、HBM（人体モデル）で10ボルト以上、HBM100ボルト未満、またはCDM（耐電デバイスモデル）で200ボルト未満の電圧で不具合になりやすい静電気に敏感なコンポーネントを扱う場合は使用する必要があります。
HBM/CDMの詳細
使用できるがそれほど頻繁には使用されないその他の製品：
ESD手袋- ESD保護を追加することができ、コンポーネントから皮膚の油を遠ざけるのに役立ちます。導電性の糸が縫い付けられたスモックのように機能します。
指サック – ニトリルゴムまたはラテックス製で、フルサイズの手袋を着用していない場合に指からのESDを保護します。
靴下 – ESD保護が強すぎることはありません。ヒールストラップと連動して、確実に接地します。
その他の製品については、Digi-key.jpをご覧ください。