複数のスタック高さの定格とは?

長方形コネクタ - アレイ、エッジタイプ、メザニン(基板間)カテゴリには、「嵌合スタック高さ」仕様に複数の値を持つコネクタがいくつかあり、これについては混乱があるようです。これは、「高さの構成」が異なる別の品番があるということではなく、異なるスタックの高さを許容するために、コネクタにある程度の許容範囲が設けられているということです。その例をご紹介しましょう:

メーカー品番:AXK5F70547YG;Digi-Key品番:255-3227-1-NDの定格は2.0mmと2.5mmです。1ページ目に嵌合長さの図がありますが、これはコネクタをどこまで押し込むか、あるいは最小限必要な挿入量にある程度の許容差があることを示す一つの目安となります。

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また、データシートの4ページには、いくつかの嵌合高さの目安が示されています。

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「振動の可能性がある場合、どのように固定するのか?」と思われるかもしれませんが、データシートには、ボード間にスペーサーを使用するための推奨事項も8ページに記載されています。

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このカテゴリで複数の定格を持つ他のコネクタも、嵌合高さについては同様の推奨値と許容差を持っていると考えてよいでしょう。






オリジナル・ソース(英語)