商品カタログでリレーの動作電圧が*%以下、 復帰電圧が*%以上と表現しているのは、どういう意味ですか?

質問:

商品カタログでリレーの動作電圧が*%以下、復帰電圧が*%以上と表現しているのは、どういう意味ですか?

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回答:

リレーの動作電圧はその値以上の電圧を印加すれば必ず動作する。復帰電圧はその値以下まで電圧を下げれば必ず復帰する、という意味です。

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解説:

リレーを確実にON/OFFさせるためには・・・
商品個々のばらつきがありますので、確実に動作、復帰させるために、ONさせる時は、定格電圧の●%以上を印加し、OFFさせる時は、定格電圧の△%以下の電圧になるようにしてください。

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【例】形G5NBの場合
動作電圧75%以下、復帰電圧10%以上(コイル温度が+23℃の場合の値)
操作コイルの定格電圧がDC24Vの場合

  • 〔動作電圧〕24x0.75=18V以上 であれば、どのリレーも動作します。
  • 〔復帰電圧〕24x0.1=2.4V以下 であれば、どのリレーも復帰します。

動作/復帰電圧特性は、リレーの特性を示したものであり、基本的に許容電圧の範囲内で使用してください。
また、OFF時は電圧ゼロが基本です。残留電圧が残らないようにしてください。

T試験方法について
動作電圧、復帰電圧の試験方法は、JIS規格(C5442-1996)に準拠しています。

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ワンポイントアドバイス

定格電圧を印加しなくても、リレーは動作しますが、動作不安定となり故障リスクが上がります。

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リレー | DigiKey Electronics


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