面実装アダプタボードによるプロトタイピング


APDahlen Applications Engineer

この短い記事では、図1のAdafruit「13パック」1230のような面実装アダプタボードの使い方を紹介します。この記事は、Arduinoマイクロコントローラを使ったMOSFETの駆動に関する、より大きな記事の補助的な役割を果たします。リンクは近日中に追加される予定です。

図1: 写真はアセンブリに準備されたAdafruitの1230「13パック」面実装アダプタ基板、ヘッダ、およびSOT23のMOSFET

必要なコンポーネント

Adafruitの1230などのアダプタボードは、DigiKeyのアダプタ、ブレイクアウト基板のセクションで簡単に見つけることができます。Würth Elektronikの61304011121は、ヘッダ、オスピンのセクションにあります。写真のDiodes IncorporatedのDMN67D8L-7 MOSFETなどの面実装部品は、それぞれの半導体セクションにあります。

手順

使用するMOSFETはSOT23パッケージです。手ではんだ付けできる最小部品の1つです。動画1と同様の手順で行うことができます。ブレッドボードは、より大きな部品を固定するために使用される場合があることにご注意ください。SOT23部品は小さくて浮きやすいので、クランプや接着剤で工夫する必要があるかもしれません。磁気で引きつける力はないため、部品の位置決めと固定には木のつまようじを使用しました。おそらく、私のツールキットに新しいピンセットを1組追加する時期が来たのかもしれません。

結果は図2に示す通りです。ここでのはんだ付け作業は理想とは程遠いものです。はんだペーストホットエアステーションを使用した方が良かったかもしれません。部品のセンタリングがもっとうまくいくはずです。また、はんだがそれほどブヨブヨになることもないでしょう。ただし、私が信頼している30年来使用しているWellerはんだごてを使用してそれができることを示すために、ここに写真を残しておきます。

技術的なヒント: 溶けていないはんだペーストは粘着性のあるバインダの役割を果たし、SOT23のような面実装部品は所定の位置に保持されます。注意深く熱風を当てることにより、部品を所定の位置に保持できるくらいの接着力が得られます。

動画1: 面実装部品をアダプタボードにはんだ付けする方法を紹介する動画

図2: SOT23パッケージのMOSFETが2個、Adafruitのアダプタボードに実装されています。手作業でのはんだ付けは上手くありませんが、プロトタイピングには十分です。

終わりに

SOT23パッケージMOSFETのような面実装デバイスは、従来の手はんだツールを使用して所定の位置にはんだ付けすることができます。結果は美しくないかもしれませんが、ほとんどの試作プロジェクトでは十分に機能します。

ヘッダ、ピンセット、はんだペーストなどの関連部品へのDigiKeyのリンクで、この記事がお役に立てば幸いです。また、SMTボードの例についてはこちらのリンクもぜひご覧ください。

プロジェクトでアダプタ ボードをうまく使用できた場合は、写真を共有してください。

ご健闘をお祈りします。

APDahlen

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著者について

Aaron Dahlen 氏、LCDR USCG(退役)は、DigiKeyでアプリケーションエンジニアを務めています。彼は、技術者およびエンジニアとしての27年間の軍役を通じて構築されたユニークなエレクトロニクスおよびオートメーションのベースを持っており、これは12年間教壇に立ったことよってさらに強化されました(経験と知識の融合)。ミネソタ州立大学Mankato校でMSEEの学位を取得したDahlen氏は、ABET認定EEプログラムで教鞭をとり、EETプログラムのプログラムコーディネーターを務め、軍の電子技術者にコンポーネントレベルの修理を教えてきました。彼はミネソタ州北部の自宅に戻り、このような記事のリサーチや執筆を楽しんでいます。 LinkedIn | Aaron Dahlen - Application Engineer - DigiKey




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