ほとんどのポテンショメータ(可変抵抗器)は、それが線形または対数である場合、ポテンショメータの本体に記載されておらず、お客様に対して答えることが難しい場合がよくあります。お客様が持っているポテンショメータがまだ機能している場合、ポテンショメータで簡単な抵抗テストを行うことで、あなたが持っているポテンショメータがどちらかを知ることができます。以下では、TT Electronicsの2つの類似の10K ポテンショメータでテストを行い、違いを示しました。
最初に、線形パーツのP160KNP-0EC15B10K を取り上げます。最初の写真ではシャフトを完全に左に回しきっており、抵抗値がほぼ0 になっていることが分かります。2番目の写真では、シャフトを中間点に設定しており、抵抗値はほぼ5K にいることが分かります。最後の写真では、シャフトを完全に右に回しきっており、抵抗値は約10K になっています。
次に、対数ポテンショメータであるパーツのP160KNP-0EC15A10K を見てみましょう。再びシャフトを完全に回しきると、抵抗値はほぼ0です。つぎに、シャフトを中間点におくと、ここで違いが分かります。中間点では抵抗値は1.67K しかありません。(曲線によっては、中央で高い数値が表示されることがあります。)最後にシャフトを完全に右に回しきると、再び抵抗値は10K になります。
以下は、PDB241-GTR シリーズのポテンショメータで提供されているチャートです。ご覧の通り、A2 とC2 のテーパーは対数で、B0 は線形テーパーです。