フライバックトランスのカスタム設計を避ける方法

フライバックトランスを組み込んだ電源は、多くの様々な製品で使用されています。トポロジーは十分に文書化されており、設計者が特定のアプリケーション用の電源を開発するとき、複数の専用ICを利用することができます。

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しかしながら、フライバックパワーステージの設計に最も影響する部品はトランスです。入出力電圧と電流、巻線の数、巻線巻数比、スイッチング周波数などの変数を使用して、要求される電源性能を満たすのに必要なトランスの特性を決定することができます。設計者がすぐに入手できる部品を使用してリファレンスデザインに従うことができない場合、カスタムフライバックトランスを設計するか、適切な特性を持つ既製のトランスを見つける必要があります。カスタムトランスを使用する長所は、さまざまな要求条件を完全に満たすことです。カスタムトランスの欠点は、カスタムパーツの設計、プロトタイプ作成、および購入までにコストと時間がかかることです。既製のパーツを見つける際の課題は、適切なトランスを決定に多くの変数と分析が含まれることです。

Würth Elektronik は、お客様がパワーステージの設計に適した既製のトランスを見つけるのに役立つツールを開発しました。REDEXPERTは、コンポーネントの選択と設計ツールのオンラインコレクションです。

REDEXPERTの中の「パワーステージ設計ツール」には不連続モード(DCM)、境界モード(BM)および擬似共振(QR)フライバックパワーステージ・トポロジー用のトランス設計ツールが含まれています。パワーステージ・トポロジーを選択したら、入力電圧、出力電圧/電流、PWMコントローラ、MOSFETスイッチの関連パラメータを入力します。このツールは、設計入力を受け取り、トランスのデータベースをリバースエンジニアリングにより、そのアプリケーションで機能する部品を見つけます。

トランスツールの使用に関する詳細な説明と例は、Wurth の George Slama が説明するアーカイブされたAvoid Flyback Transformer Design with REDEXPERT webinar でご覧いただけます。







オリジナル・ソース(英語)