スーパーキャパシタ はウルトラキャパシタや電気二重層キャパシタ(EDLC)としても知られています。これらのタイプのコンデンサは、今日入手できる他のタイプのコンデンサよりも大きい静電容量値を持っています。ニチコン のJJD0E408MSEGBN などの一部のEDLC の容量値は単一の標準ケースサイズで4000Fに達しています。これらの部品の実際の静電容量を測定しようとすると、フラストレーションを起こすことがあります。普通のテスト装置で数千ファラッドの測定値を持つ部品の静電容量をどうやって測定できるのでしょうか?
スーパーキャパシタは、静電容量を測定する場合、他のタイプのコンデンサとは異なります。それらは、標準の装置を使用して直接測定することができないほど、非常に大きい静電容量値を持っています。これらの部品の静電容量を測定する一般的な方法は、定電流放電法と呼ばれるものです。
定格電圧でスーパーキャパシタを30分間充電する
定電流負荷を通してスーパーキャパシタを放電する
V1とV2間の電圧降下を測定する
V1とV2間の放電時間 T (sec) を測定し、次の公式から静電容量を計算する
C = I * T(sec) / (V1 - V2)
ここで、I は放電電流で、 I = 1 x C (ファラデー)
たとえば、ELNA の DSK-3R3H224U-HL の実際の静電容量の測定は、次のように設定します。
V1(V)=0.8 × 定格電圧 E (V) =0.8 x 3.3V = 2.64V
V2(V)=0.4 × 定格電圧 E (V) =0.4 x 3.3V = 1.32V
注) I : 放電電流 (0.22mA)
T : 放電時間
コンデンサの技術情報については、以下の記事をご覧ください。
容量値の後にマーキングMFDまたはmFdを使用している多くのコンデンサがあります。
コンデンサで最も頻繁に出てくるこのマーキングは、 実はμF と同じです。μFはマイクロファラッドのことです。
古いコンデンサでは、ケース上に μ の記号を印刷して製造するのが機械では困難であったり、他のメーカー特有の理由で MFDや mFd としてマークするのが一般的でした。
この写真は、まだこの方法が使われているコンデンサの例です - 製品は、当社の製品ページ やメーカーのデータシート には330 uFとして記載されていますが、製品のラベルには容量値の後に MFD で示されることもあります。
[PSU30015]
mFdはマイクロファラッドよりもむしろミリファラッドと解釈できるため、混乱を招くことがありますが、ミリファラッドはアルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、セラミックコンデンサでは一般的な値の範囲ではありません。
オリジナル・ソース(英語)
壊れたコンデンサの交換品を探している場合でも、古いコンデンサの代替品を探している場合でも、交換品を簡単に見つけるため実施できる手順がいくつかあります。
最初に、コンデンサの仕様をできるだけ多く特定する必要があります。
コンデンサはスルーホール、表面実装、あるいはシャーシ実装ですか? ほとんどのスルーホール型とシャーシ実装型コンデンサは部品に静電容量、電圧、温度が記載されています。また、メーカー名が付いている場合もあり、場合によってはシャーシ実装型で品番が見つかることもあります。
表面実装型の電解コンデンサについては、静電容量、電圧または電圧コード、ロット番号、またはシリーズ番号を単純に印字してあるコンデンサが一般的です。これは識別するのが少し難しい場合があります。静電容量から始めて、他の数字が電圧を示しているように見えるか、それとも、その数字がロット/シリアル番号のように見えるかを調べてください。
注:表面実装型コンデンサの上部のVは電圧を意味しない場合がありますが、電圧コードである場合もあります。詳細については、以下の表面実装セクションを参照してください。
これらの仕様…
オリジナル・ソース(英語)