LED用の適切な抵抗の選択

LEDに適切な電圧と電流を供給することを保証するため、正しい抵抗値を選択することが不可欠です。適切な抵抗を選択するためには、回路の3つの数値を知る必要があります。

Vs - 供給電圧 - 回路に電力を供給するための電源です。
Vf - LEDの順方向電圧。LEDを点灯するのに必要な電圧です。
If - LEDの順方向電流。LEDが動作するのに必要な電流です。

これらの数値を使用すると、つぎの式で必要な抵抗Rを計算できます。
R = (Vs - Vf)/If

例として、LEDの67-2250-NDを取り上げます。このLEDは順方向電圧が 3.2Vで順方向電流が 20mAです。9Vの電源で回路に電力を供給します。

R=(9V-3.2V)/.020A
R= 290ohms

つぎに、抵抗が負荷を確実に処理できるように、抵抗に必要なワット数を計算します。オームの法則を用いて、抵抗で発生する電圧降下を確認できます。

抵抗×電流=電圧で、この例では290Ω×0.020A=5.8V です。
したがって、必要な抵抗は、この回路例では290Ω、1/8W となります。

プロセスを簡略化するため、Digi-KeyはLED回路に必要な抵抗値と定格電力を計算する
LED直列抵抗計算プログラムを用意しています。

Digi-Keyはまた、オームの法則計算プログラムも別途用意しています。






オリジナル・ソース (英語)