代表的なアプリケーションにおけるコンデンサのQ値

コンデンサの品質係数(Q値)は、コンデンサのリアクタンスをコンデンサの等価直列抵抗(ESR)で割った値に等しい単位のない値です。リアクタンスとESRの両方が周波数の変化に対して変化するため、コンデンサのQ値も周波数の変化に対して大きく変化します。

ほとんどのアプリケーションでは、品質係数(Q値)を考慮する必要はありません。通常のコンデンサはそれらのほとんどのアプリケーションに適しているでしょう。ただし、高周波回路などの周波数依存アプリケーションでは、品質係数は最も重要なコンデンサパラメータの1つです。高周波アプリケーションで一般的に使用されるほとんどの高Q値コンデンサは、ESR値が低く、損失が少ないという特徴があります。

・Q = 1 / DF
ここで、Qは品質係数、DFは誘電正接

・Q = Xc / ESR
ここで、Xc =コンデンサのリアクタンス、ESR =コンデンサの等価直列抵抗(ESR)







オリジナル・ソース(英語)