並列電源接続の長所と短所

下図において電源を並列接続で構成した場合、1台の電源で管理できる出力電流よりも、トータルで可能な出力電流が大きくなります。複数の電源を並列接続することで、システムの冗長性を高め、信頼性を向上させることができます。

Power Supply in Parallel

また、複数の電源に必要な電流を分配することで、1台の電源にかかる熱負荷を低減し、PCBの熱設計やシステム全体の熱効率を向上させます。

残念ながら並列電源は、個々の電源の負荷電流出力が全く同じになるという保証はありません。つまり、並列する各電源に全く同じ機種を使っても、それぞれ効率や熱負荷、寿命期待値が異なるということです。そのため、回路設計や修理が複雑になります。

詳細については、「Properly Configure Parallel Power Supplies to Share Load Current or Risk System Failure」をご覧ください。




オリジナル・ソース(英語)