誘導性抵抗器と無誘導抵抗器

抵抗器の誘導性は、特にスイッチング回路や高周波回路を扱う場合、回路を構築する際に留意すべき非常に重要な項目です。 ほとんどの抵抗器の構造は、インダクタの構造と非常によく似ています。

達成しようとしている抵抗値によって決まる特定の長さのワイヤまたはフィルムを使用し、
セラミック、プラスチック、グラスファイバー、または別の非導電性材料でできたコアの周りに巻き付けます。

以下に示すように、無誘導性抵抗器は一方向に巻かれてから、もう一方の方向に再び巻かれます。 これにより、各ワイヤによって生成される磁場が相殺されます。

ほとんどの抵抗器はこれと同じ方法で作成されますが、材料は異なります。
たとえば、フィルムベースの抵抗器は、より正確であることが証明されているワイヤの代わりにフィルムを使用しています。
セラミックと炭素の混合物(ソリッド抵抗器)は巻線ではありませんので、無誘導性です。

DC回路は、変化する磁場を生成する電流の変動がないため、抵抗器のインダクタンスを心配する必要はありません。

無誘導性になるように特別に設計された抵抗器は、当社のWebサイトの「特長」フィルターの下にそのようにラベル付けされています。






オリジナル・ソース(英語)