ファンのスリーブベアリングとボールベアリングの違い

アプリケーションに応じたファンの種類を検討する際の参考として、ここではボールベアリングとスリーブベアリングが持っているいくつかの異なる利点について説明します。

ボールベアリング
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ボールベアリングは、様々なタイプのベアリングの中で最も優れた寿命を持っています。 それらは、平均して、70℃から80℃の範囲の高温での使用に適しています。(ただ、これは内部の潤滑剤によって異なります。)
また、様々な方向(地面に対し垂直、水平または斜め)に配置しても、寿命を大幅に縮めたり、騒音の発生を増加させることはありません.

しかし、ボールベアリングの欠点は、比較的価格が高いことです。

ボールベアリング付きDCファンはこちら
または、 ボールベアリング付きACファンの場合はこちら

スリーブベアリング (下の長方形で囲っている写真)
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スリーブベアリングの利点は、それらが低速での騒音が少なく、一般的に安価であることです。

しかし、垂直方向にしか配置することができないことが欠点で、他の取り付け方法では内部の潤滑剤が失われ、ファンの寿命が短くなる可能性があります。

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密閉型スリーブベアリング

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これは、潤滑剤回収カップを持つように設計されたスリーブベアリングで、潤滑剤を回収して再循環させることができ、ファンの寿命を延ばすことができます。

一般的にはボールベアリングほど高価ではありませんが、通常のスリーブタイプよりは価格が高いことが欠点です。

密閉型スリーブベアリングを使用したDCファン はこちら

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別のタイプのベアリングは563-2105-NDのようなマイクロブロアで使用される空気動圧軸受です。空気動圧軸受のいくつかの利点は次の通りです。

  • 空気動圧軸受は非接触構造であり、起こりえる温度変化では影響を受けないため、ボールベアリングやオイルベアリングに比べて製品寿命が向上します。
  • また、空気動圧軸受は、他のベアリングでは得られない多い空気量と高静圧を発生させることができます。
  • しかも、空気動圧ベアリングにはいかなる種類の液体も含まれていないため、液漏れの心配がありません。

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(写真は、Nidec のマイクロブロワのDigi-Key製品トレーニングモジュールからものです)




オリジナル・ソース(英語)