ワイヤジャケットの柔軟性

ワイヤジャケットの柔軟性について議論しているフォーラムはたくさんありますが、主に「たわみやすい、中程度、またはたわみにくい」ということだけを議論しています。買ってみないと、実際にワイヤの柔軟性はわかりません。あるものは実際に折り目がついたり、他のものは圧力や重さで丸くなったりします。螺旋状になる? ジャケットの硬さはどのくらい? ワイヤに記憶はあるのか? 形状を維持する? ジャケットの感触はどんなだろう?

ワイヤの柔軟性をテストする方法を研究するとしたら、多くの機器と時間が必要になり、一定の基準を満たさなければなりません。特に私はテストするための試験装置のアクセス権を持っていないので、できる範囲内でやることにしました。また、自宅で仕事をしていて(新型コロナ)、使用できるものが限られています。この実験は私が考え出したもので、なんの基準も反映していませんが、ジャケットがどのように反応するか、違いを見るのに役立つかもしれません。

釣り用の重りを両端に使ったり、ワイヤが垂れ下がっている状態の真ん中に使ったりと、何度か試行錯誤しました。精度を求めていたのですが、この方法では思った通りにはいきませんでした。最終的には写真のように、ワイヤの一端を固定し、もう一端は板の端から垂らすようにしました。釣り用の重り(3/8 オンス)を1つしか使っていないので、選んだ各ワイヤにどのような反応があるかがわかります。ワイヤは全て24 AWGで、12インチの長さにカットしています。実験では多少は比較できるように、すべてのワイヤを24 AWGにしました。各々、異なるジャケットのタイプで、単線または撚り線です。

テストした各ワイヤへのリンクは以下を参照してください。
また、調査結果のチャートも以下にあります。

写真 1: ワイヤテストのセットアップ。ワイヤの品番 https://www.digikey.jp/short/z1m3m2 ポリフッ化ビニル (PVF)
写真 2: 釣り糸や重りをワイヤに引っ掛けた時の反応
写真 3: 釣り用の重りを外した後の反応
写真 4: 折り目をつけた後の反応
写真 5: 指に螺旋状に巻いた後の反応

wire test

wire 3         wire 2

wire 1       wire spring

A132363-ND - エチレン・テトラフルオロエチレン (ETFE) (120.4 KB)
CN160GY-25-ND ポリフェニレンエーテル (PPE) (179.5 KB)
C2003V-5-ND ポリ塩化ビニル (PVC) (161.6 KB)
CN119R-25-ND シリコーンゴム (175.4 KB)
T1327-1-ND 熱可塑性ポリウレタン (TPU) (180.4 KB)
CN481Y-25-ND ポリ塩化ビニル (XLPVC), 照射済み (171.3 KB)
CN112B-25-ND フッ素化エチレンプロピレン (FEP) (177.9 KB)

ワイヤジャケットのフレックスチャート (12.0 KB)




オリジナル・ソース(英語)