「オープンドレイン」とはどういう意味ですか?

あなたがエレクトロニクスを始めたばかりであれば、
早い段階で出あうかもしれない用語は「オープンドレイン」です。
出力ピンがオープンドレインになるのは、集積回路ではきわめて普通です。

IC のデータシートでは、出力ピンとしてこれを記載するか、
出力ピンが 内部でNチャンネル FET の「オープンドレイン」に接続されている
機能回路図が示されます。

オープンドレイン出力は、出力が適切に「High出力」されるようにプルアップ抵抗(上図のR)を必要とします。
プルアップ抵抗は、出力ピンとHigh状態として要求される出力電圧(上図のVcc)との間に接続されています。
IC内部の N-FET がオフの場合、Rは出力ピンをVccに「プルアップ」し、その時点で はN-FET トランジスタを通る「リーク電流」はほんのわずかしか流れません。
IC内部のN-FETがオンの場合、Rは出力ピンをほとんどGNDに「プルダウン」し、電流はオームの法則(I = Vcc/R)によって設定されます。

Rの値は、出力 N-FET が破損しないように (IC データシートの定格を参照)十分に電流を制限できる十分な大きさにする必要がありますが、それほど大きいわけではなく、
同じ出力ピンに接続されている他のどのインピーダンスの組み合わせ (通常は「ハイインピーダンス」と呼ばれます)よりもずっと小さい (通常は桁違いに小さい)わけでもありません。
同様に、Vccは出力ピンの電圧定格を考慮したデータシートの範囲内でなければなりません。






オリジナルソース(英語)